と、「だまし絵」と言えば、これを忘れてはいけませんでした。
イギリスのグリニッジにある、Royal Naval Collegeの食堂です。
このように、天井に空の絵を描いて部屋を広く明るく見せるという方法は
イタリアの建物でもよく使われる方法で珍しいものではないです。
しかし・・・
大人数で会食ができる豪華なホールですが、何か影が変ですね。
壁に大きな絵があり、彫刻付きのマントルピースに見えるのは、
全部が絵です。
これもあれも全部絵。
この柱の縦の細線もみんな絵なんですよ。
この部屋の名前はほんとうにPainted Hallと言うのですが、
あの、セント・ポール寺院を設計したクリストファー・レンと
ニコラス・ホークスムアの設計で、絵を描いたのは
ジェームズ・ソーンヒルと超一流なんですが、
これを
the ‘finest dining hall in Europe’
と言ってしまっているウエブサイトってのも
イギリス人らしくなかなか強気だなと思いませんか?(笑)
イギリスでは昔、「窓税」(window tax)というものがあり、
窓の数が多いと税金をたくさん払わないといけないので
窓を潰してそこに絵を描いていた時代もありました。
こういうお遊びが好きなんでしょう。
そうそう、
ロンドンにはこういうストリート・アーティストもいます。
Banksyというグラフィティ・アーティストの絵ですが、
町中で見かけると一瞬ぎょっとします。
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