2013年6月25日火曜日

漆の木の近況

丹波では既に漆搔きの季節がスタートしているようですが、
こちらは花の後の漆の木の様子をずっとご報告しておりませんでした。

花が咲いて、今年こそ実がつきますようにと思っていましたが、
残念ながらまた私が留守の間に父親がちぎってしまっていただけでなく、
(木を成長させるには花に栄養がいかないようにと取ってしまう方針で、
これは何度言っても聞いてくれないのです)
上の方の花も自然に落下してしまっていて、残念です。
実漆絞り実験は今年も無理そうです。

手前が分根から出た2年目の木で、これには花は咲きませんでした。
漆に花が咲くのは3年目からでしょうか。


これらも4年目ですが、まだまだ細くて漆は掻けません。

やはり、実がつきそうな感じはないですね。

後方の4年目はまだ背が高くなる勢いです。
手前はまだまだこれから。

ちなみに、植物学的には10数枚の小さい葉っぱがついている軸ひとつが
葉っぱ一枚とカウントされるので、
(秋になると枝から離れて落ちる全体が一枚の葉となります)
一枚づつは「小葉」と呼びます。
日本漆は、中国漆と比べて小葉がはるかに大きいです。

これは、今年生えて来た漆の芽です。
分根法の場合、なぜか毎年毎年、根元からどんどん芽が出て増え続けてます。
今年はどれだけ増えることやら。

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