2016年7月3日日曜日

ブータンの鍛冶屋(2) Radi

ブータン東部は職人が多い地域ですが、
鍛冶屋や金銀細工職人はチベット移民が多いと聞いていました。
タシガンの東、Radiにいた鍛冶、Tさん(52歳)です。

この日は日曜日でしたが、ちょうど近くの農家さんが
鍬の修理を依頼にやってきていました。

インドのTATA製の大量生産の鍬が出回ってるんですね。




この方もチベットからの移民で、職人歴39年のベテランです。
チベットからサクテン、チャリンを経由し、8年前からRadiに住んでいるそうです。
チャリンはRadiの少々南にあり、そこには鍛冶屋さんがひとりいて、
彼が移住する前はRadiの人がみんなチャリンまで持って行っていたので、
今では便利になったと喜ばれているそうです。
硬木の炭はチャリンで入手、
素材の鋼は運転手や南のSamdrup Jongkharで入手するそうです。
運転手?というのは
トラックの運転手が車の板バネを売ってくれるのだということですが、
自分の車の板バネ外して売ってるんじゃないですよね〜(笑)

かっこいいパタン(男性の持つ刃物)も見せてもらいました。
鞘の赤色はペンキだということでちょっと残念。

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この調査はサントリー文化財団の助成で行われました

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