染織続きで、今度はサマルカンドの絨毯工房をご紹介します。
ここは、スザニ屋よりも圧倒的に滞在できる時間が少なかったので
詳しいことを伺う時間もありませんでしたが、
地球の歩き方にも掲載されており、
当日も日本人の大学生の団体が観光バスで訪問中でした。
工房の名前はSamarkand-Bjkhara Silk Carpetsです。
道路から坂道を上り、最初に見えるのがこの染色作業場です。
ちょうど来ていた日本人の団体さんに絨毯の毛を切り揃えるところを見せていました。
建物に向かう左手に糸保管庫がありましたが、そこは撮影禁止でした。
ここで使われる染料は、パンフレットによればアカネ、クルミの殻、ザクロの殻
藍、コチニールなどと書かれています。
まずは数部屋を使ったショールームに向かいます。
所狭しと並べられたシルク絨毯の数々。
この上を土足で歩いても構わないというのが日本人には不思議です。
こちらも、天然染料しか使わないというのが売りなので、
色がどぎつくありません。
片隅に小型織機が置かれていました。
ここではなんと、絨毯マウスパッドまで作られています。
お値段は裏に縫い付けられています。(これは3650ドル)
この上階に工房があります。
日本人がたくさん来るようで、職人さん達も
「日本人?日本人?」と大騒ぎしながらの作業
喋りながらでも手を休めません。
下図もないのに、驚く早さで糸を差し込み、切るを繰り返します。
これは動画でご覧いただくと良くわかります。
一応パターンの見本はあるようですが、全て頭に入っているのでしょうね。
色糸を縦糸に差し込み、切る道具です。
左の先端はかぎ状になっていて、右が刃物になっています。
そして、横糸を揃えるための綜に相当する道具。
こういった専用の道具があるからこその製品なのですね。
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