2016年6月17日金曜日

東ブータンの織り:Mongar郊外

モンガル郊外の、今年の春から3年ぶりにラック養殖を再開したという
農家の宅でお昼をいただきました。

ここにも手作りの織り用の道具がありました。
身近に手に入るもので工夫して作られています。
日本人がこういうことをしなくなってしまったのはいつ頃からでしょうか?
これなら自分も作れそう。

台所の方にはやはり腰機がありました。


腰帯の使い込まれた様子が美しいです。

ここのお宅ではまだ昔ながらの竹筒に横糸を入れていました。
これもかなり使い込まれてますよね。

こんなのも織っている、と見せてくださったのが
このとっておきのキラ。

驚きの細密織りです。
染織の調査に来ているのでないのが残念無念。

一体どんな方が着られるんでしょうね。

この秋以降はご主人が養殖されたラックで染めた糸を使い、
キラが織られるとしたら素敵だなと思いました。

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この調査はサントリー文化財団の助成で行われました。


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