さて、次はアカネです。
藍染をやっている間に、前夜から水に浸しておいたシンシャパを煮ていました。
シンシャバは切ったらすぐに水に浸すこと、
若い葉よりも古い葉(しっかり青くなった葉)が良いそうです。
ちなみに、煮る前のpHは5くらいでした。
この竃の灰がまた灰汁になって使えるという、素晴らしいリサイクルです。
グラグラ煮ます。
熱いうちに染めをする布や糸を入れます。濾さないんですね。
ほんとうはこのまま煮た方がいいらしいのですが、
竃が一つしかないので、アカネを煮るために一旦竃から下ろしています。
シンシャバでの下染めも、前日までにやって乾かしておいた方がいいそうです。
今回は乾かさないでそのまま使います。
で、うっかりしていたらすでにアカネを煮はじめてしまっていて
写真を撮り損ねてしまいました。
かなり大量に入れたというので、漉すところを見ていたら、
こんなに大量!
さすがに二度煮出すそうですが、いや〜、すごい量です。
漉した染め液に、シンシャバ染めをした布と糸を入れます。
煮染めします。
途中、糸がからまないように様子も見ます。
そのまま冷まします。
シンシャバ染めをしていないで染めると色はどうなるのかなあ?
と、突然思いついて、持っていた白い木綿のタオルを浸させてもらいました。
地元の女性は「こんなのに色がきれいに染まるわけないのに」という顔で
いやいややってくれます(苦笑)
そして、適当な時間置いておいたあと、洗わない状態で干します。
左がタオル、右がブラのストール。
やはりシンシャバ下染めの絹は色がきれいに染まりますね。
お手伝いの女性も、薄い絹地のストールがお気に入りのようで、
藍の生葉染めと重ねてみてます。
さすが着道楽のブータン人ですね!
さて、最後はウコンです。(続く)
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この調査はサントリー文化財団の助成で行われました。
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