プリント工房の外でも別の作業が行われていました。
とにかく、至る所で布が干されています。
遠くから見ると真っ青にしか見えない布も
しっかり防染がされています。
ミロバランを使った下染め作業も行われていました。
ミロバランは、タンニンを含んでおり、
黄色い色が発色を助けるだけでなく、
木綿や麻など植物繊維にも天然色素を定着させる効果があるのです。
というわけで、ラック染め実験に使う布も
あらかじめミロバランで下染めされたものを使わせて頂きました。
ちゃんと分類され、畳んでしまってあります。
ところで、この布を干している近くは、ラバーリーの小さな集落になっていました。
近づくと、ひとりの少女を除いて、慌てて逃げてしまいました。
しかし、この少女の堂々たる姿。
ここで「この服は合成染料かなあ」などと野暮なことは言いません。
========================
この調査は科研費の助成により行われました。
========================
この調査は科研費の助成により行われました。
0 件のコメント:
コメントを投稿