初霜も降りて、一気に寒さを感じるようになったここ数日です。
庭の梔子(くちなし)の実も色づいてきました。
梔子は英語ではgardenia。
ご存じのようにこの実は日本では黄色の染め材で、
栗きんとんなどの食品の着色や、
梨子地漆(なしじうるし)の着色にも使われていました。
梨子地漆は、下の金の発色が良くなるほか、
銀や錫粉の上に塗るとそれが金に見えるという効果も利用されていました。
実はもっと赤くなると鳥がやってきて食べちゃうのです。
気が付くと毎年鳥に先を越されています
逆に、漆の木はすっかり丸坊主です。
根元のひこばえも少し紅葉しています。
育てていた藍は霜が降りる前に収穫しました。
結局、今年は葉を収穫することはあきらめ、
種を実らせて採ることにしました。
種はこんな感じです。
日本の藍はタデアイですから、アカマンマやらと同じ感じですね。
茎から外して干して、水に入れて沈んだ種だけを集めたらこんな感じになりました。
ゴマよりちょっと小さいくらいです。
まだ熟していない種も混じっていますが、来年試しに蒔いてみます。
茜の方は、こんな感じで数日前まで残っていたのに、
昨日見たら、なんと父親が雑草と一緒に上を刈ってしまっていました。
根が残っているので、来年また生えて来てくれると思いますが、
やれやれ・・・
父親の世代は見たことがない植物は全て雑草だと思ってしまうので
いくら札を立てておいても仕方ないようです。
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