さて、鋳造の土場です。
そしてもう一つ、横に細長い窯が作られ、
先ほどの粘土型が並べられていました。
型の粘土を硬くすると同時に、中の蝋を溶かし出すため、
口を下に向けて並べられています。
こちらは金属を溶かすほどの高温は必要ないので、
鞴は使われません。
窯に入りきらなかった別の器物の型はこんな感じ。
残念ながら中がどんな形が入っているかはこれではわかりません。
炉の中の金属が溶け、
窯の型が十分熱されれば作業開始です。
型を倒して、中の蝋が残っていたら流し出します。
窯から取り出した段階で型に穴や亀裂が見つかったら、
革手袋をはめた手で、粘土をかぶせて修理します。
型に使っていた粘土と同じものです。
溶けた金属を流し入れます。
金属を流し入れた型は倒れないように並べます。
入れたばかりの金属は白黄緑色ぽく、
温度が下がると徐々に赤っぽくなっていきます。
このまま自然に冷ましていきます。
さて、この日はあまり時間がないので、
特別にすぐに型から出すところも見せてくださいました。
水をかけて急速に冷やします。
水をかけ、焼けた型をハンマーで割ると、中からマスクが現れました。
出てきた製品はまだかなり熱く、当然
我々にはとても触れる状態ではありませんが、
職人さんは慣れたものですね。
これが研磨されて製品となると金色に輝くわけです。
Dhokra artの製品はそれなりの厚みもありますので、
巨大なものは相当な重みになります。
例えば、こんな建築装飾にも使えそうなものもあります。(これは鋳造前の蝋型です)
厚みはこれだけでも、これが金属に入れ替わったら相当なものです。
巨大なものは相当な重みになります。
例えば、こんな建築装飾にも使えそうなものもあります。(これは鋳造前の蝋型です)
厚みはこれだけでも、これが金属に入れ替わったら相当なものです。
カッコいいと思って買って持ち帰るにも
飛行機の重量制限を考えるとなかなか手が出ません。
飛行機の重量制限を考えるとなかなか手が出ません。
皆さん、休日出勤で最初から工程を見せてくださったのに、
この日は何も買えず申し訳ない限りでした。
(Ranchiにあるショップでは小さいものも売っていました)
(Ranchiにあるショップでは小さいものも売っていました)
なお、この工芸村には
家具、レザークラフト、タサール絹織物などの工房もあり、
営業日には見学可能のようですが、
ウエブサイトには情報がほとんどありません。
ウエブサイトには情報がほとんどありません。
Jharcraft Hazaribagh
Urban Haat, Near Home Guard Training Center, Hazaribagh
========================
この調査は科研費の助成により行われました。
0 件のコメント:
コメントを投稿