2015年12月5日土曜日

展覧会のはしご

輪島から今度は東京です。
東京は常に何かの展覧会が開催されているものの、
住んでいた時はいつでも行けると思っていると、
期間を忘れてうっかり見忘れることも多かったのですが、
地方に住んでみると贅沢だったなあと改めて思います。

というわけで、今回は染織関係を中心にはしごしました。

最初は、東京農大の「食と農」の博物館の

「女わざと自然とのかかわり」―農を支えた東北の布たち―



残念ながら会場では写真撮影ができませんが、展示品はどれも興味深く、
また、充実した冊子が無料で配布されています。
これを貰いに行くだけでも価値ありかと。
来年の3月13日までやっています。

二階の常設コーナーには、まずさまざまな鶏の剥製が並び、
その奧にお酒にまつわる品々の展示があります。
農大卒業生の酒蔵のお酒コレクション
まさに圧巻です。

これは杉玉の構造を見せている展示です。
中は竹籠なんですね。

杯や酒容器もたくさん。これは鶴の卵殻の杯。

そして、農家のレプリカ。

一階カフェでは食事のほか、農大グッズも購入でき、
隣接のバイオリウムという温室も無料で見られます。
訪問した日はちょうど、目前のケヤキ並木がきれいでした。

ここからバスで一本で行けるのが
自由が丘の岩立フォークテキスタイルミュージアム。
オーナーの岩立広子さんの収集品を展示する個人美術館で、
12月3日からインド北部の毛織物展が始まったばかりです。



自由が丘駅から徒歩3分のとてもわかりやすい場所です。
木金土のみ開館、10:00~17:00 
入館料300円です。
カシミヤはもちろん、遊牧民の珍しいフェルト衣装も展示されていました。
開館日が限られていますので、これまでなかなか見に行けませんでしたが、
貴重な品がガラスケースなしの間近で見られるのは素晴らしいです。

翌日訪れた東京国立博物館の東洋館地下でも
インドのカシミヤの展示が行われていました。
日に日に寒くなってきたこの時期、カシミヤのストールは
見ているだけで暖かそうでいいですね。

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