先日、蓮を見に行ったお寺で見せていただいたお念珠の中で、
ひときわ異彩を放っていた緬茄(めんか)菩提樹のお念珠。
お釈迦様がその下で悟りを開いたという菩提樹とは違う種類と言われたので、
家に戻ってからさっそくGoogleで検索をしてみました。
うわ、この鞘見たことある!
うちにあるやつと同じだ!
これは、ラオスのルアンプラバンの夜市を歩いていた時、
面白い形の木の実を持ったおばちゃんがいて、
売り物じゃなかったらしいけれど、無理に値段をつけてもらい譲ってもらったもので、
名前も何もわからずにいました。
外に出しておいても梅雨や台風時期には表面にカビが生えるので、
気がついたら表面を拭くようにしていたのですが、
ご覧のように既に一つは虫が喰ってます。
手に持つとこんな感じです。
財布みたいな形状というのがおわかりになるでしょうか?
割って中身を見てみようかと手に取ったものの、
鞘のこの凸凹がどういうわけか私の手の指にぴったりサイズで、
どうしても割ることができません。
この話を先日ブータン調査に同行してくれたOさんにメールしたところ、
オーストラリアのお土産でもらったメンガがあるから、
なんと、割って中身を送ってくれるという話に。
緬茄、Afzelia xylocarpa、「メンガ」って言うんですね。
そして、本日無事に到着しました。
上は、うちにある鞘、下が送ってもらったメンガの種です。
6つ入っていたうち、一個は自分用にとっておきたいとのことで
なんと5個も送ってくれました。
帽子みたいな部分は取れるんですね。(郵送中に外れたようです)
真ん中に筋が入っていて、昔あったコーヒー豆を真似たチョコ菓子そっくりです。
「お数珠作るなら」と送ってもらったものの、
あまりに可愛く、もったいなくて穴が開けられません。
緬茄の種は中国では不老長寿や幸運をもたらす、という伝説があるそうです。
知らないうちに持っていた上に、追加が届いたことで、
どうぞ追加の幸せがやって来ますように。