2013年5月24日金曜日

タシヤンツェ伝統技芸院4

今日は、テキスタイル関係の講座をご紹介します。

ブータンの染めと織りは海外でも人気が高く、かなり手が込んでおり、
学校でもさぞや人気コースなのかと思いきや、
なんと伝統技芸院には染め科も織り科もありません。
あるのは、刺繍とアップリケのコースと、被服コースだけです。
被服コースももちろん、独自デザインの服を作るのではなく、
ブータンの伝統衣装を縫うのが目的です。
なので、染織科とも言えないコースなのです。

染めと織りがない理由は、
特に東ブータンや中央ブータンでは女性が染めや織りを
自宅でやっていることが多いので、
わざわざ学校で教えるものではないからだという話です。
南東のカリンという町に北欧の国がお金を出して作った
染めの研究施設がありますが、
ヨーロッパ人の好きな中間色を主とした染めは
ブータン人にはいまひとつ受けないという話でした。

まずは、刺繍とアップリケのコースです。
ミシンがたくさん並んでいますが、どれも昔懐かしい足踏みミシンです。
日本じゃこれは、もう皮のベルトを作るところがなくて使えないんですよね。
実家にあったものもそのおかげで捨てられてしまいました。

これが、刺繍とアップリケで作られた仏画Four Friendsです。
ブータンでは、「トンドル」という刺繍とアップリケで作られた大きな仏画が
各地域の大寺院にあって、
ツェチュというお祭りの早朝だけ公開されますが、
こういった小さい仏画も掛け軸用に作られます。

次は被服コースです。

やはり足踏みミシンが並んでいます。

女性用の民族衣装「キラ」の上着(本来はキラの下になる)の
ブラウス、「ウォンジュ」を作っているところでしょうか・

お寺や仏間にかける幕も作っているようです。

再び、別の学年の刺繍とアップリケコースです。

刺繍糸の見本です。
残念ながらどれも合成染料の色ですが、ブータン人はこういった鮮やかな色が好きなので
しょうがないですね。


やはり作っているのは仏画です。

全体が見えませんが、こんなグラデーションを作るのですね。

では、次回は木彫関係コースです。

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