翌日は早朝からルアンプラバンの北のラックの村へ向かいました。
道中、前日の染色工房の人が染めを習った友達がいるという村に
運転手さんが止まってくれました。
運転手さんが止まってくれました。
あちこちに織や糸車が置かれています。
ここで染めができる人がいないか聞いてもらいます。
道路脇の家で教えてもらったのは、この村の織物の元締めのお宅でした。
ルアンパバンの工房の知り合いのお宅ではないようでしたが、
閉めてあったシャッターを開けて中を見せてくれました。
布や糸が無造作に置かれる中、
ひときわ鮮やかな赤い糸があります。
ここではラックを使って染めているのかと質問したところ。
「これがラック染めだよ」と言われびっくり。
ここに溶けたラックがついてるでしょ?と言われます。
糸についたラックは、揉んで落とすそうです(かなりアバウトですね)。
しかし、ラックでこんな色が染まるという例はこれまで知りません。
こんな風に染まるなら、実際にやってもらえるかと交渉をすると、
平日は仕事があってダメだけど日曜ならできる、
ラックは手に入るから大丈夫、ということで、
ラックは手に入るから大丈夫、ということで、
日曜に再訪の約束をします。
ここに、お姉さんが農作業から戻ってきました。
笠の下のスカーフはこんな感じです。
うちは蚕も育ててるんだよ、と、80歳を超えたおばあちゃんが見せてくれました。
彼女は現役の織り子さんだそうです。
彼女がおばあちゃんから教えてもらったという木綿へのラック染めの方法は、
完成までに2-3週間かかるというものです。
木綿糸はまず、マコーとウコンを潰した液に2-3晩浸してから干し、
ラックは水に浸して漉し、糸を浸す〜干す作業を三度繰り返し、
最後に灰汁に浸して完成だそうです。
ここでもやはり「マコー」が出てきました。
完成までに2-3週間かかるというものです。
木綿糸はまず、マコーとウコンを潰した液に2-3晩浸してから干し、
ラックは水に浸して漉し、糸を浸す〜干す作業を三度繰り返し、
最後に灰汁に浸して完成だそうです。
ここでもやはり「マコー」が出てきました。
内戦の時の苦労話なども伺い、さらに先に進みます。
(続く)
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この調査は生き物文化誌学会さくら基金の助成で行われました。
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