岐阜城の近く、日本全国からお客さんが来る桜井銘木店のすぐ近く、
その名も「材木町」のバス停からすぐの場所に、
その名も「材木町」のバス停からすぐの場所に、
家の中に一年中鯉のぼりが飾ってある家があります。
2年ほど前に先代が亡くなり、
息子さんご夫妻が東京から戻って来られたと
この近くに住む後輩から聞いていましたが、
息子さんご夫妻が東京から戻って来られたと
この近くに住む後輩から聞いていましたが、
数日前、初めて入り口が開いていたため、思わず覗いたところ、
中で和紙の鯉のぼりに色つけ作業をされているところでした。
作業中にもかかわらず「どうぞ、見て行ってください。」とお声がけ頂き、
店内を拝見させて頂きました。
ここ、「小原屋」さんは、
慶長時代に紙を納入した記録があるというほどの古い油紙問屋さんで、
この時期は和紙の鯉のぼり作りで一番お忙しい時期とのこと。
左の写真が鯉のぼりを作られている先代、手前に包んであるのが大きい鯉のぼり、
右奥にあるのが油紙で作った座布団だそうです。
油紙は、昔は雨具や膏薬の紙にたくさん使われていたものの、
現在では華道で使うお花を包む花合羽くらいしか需要がないとのことでした。
夕方、後輩宅からの帰り道に再度お邪魔しました。
元々日本画がやりたかったというご主人、
昨年、小学生を対象にした鯉のぼり彩色ワークショップを開催されたそうです。
既に鯉の形になっている和紙のもみ紙の上に、
大人では発想できない配色と模様を自由に描いていく子供の想像力に改めて感動し、
この能力を伸ばせるような環境を作ってあげたい、とおっしゃっていました。
鯉のぼりに使われる色は五行と同じ5色のみ。
絵画と違い、こういった品に職人の名前が書かれることはありませんが、
それぞれの品にちゃんと作者の個性が現れています。
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