2013年6月10日月曜日

コーヒーの効果?

京大のすぐ近くに、進々堂という有名な喫茶店がありますね。
黒田辰秋が家具を作ったというので有名ですが、店内の撮影は一切できません。
それを全く知らないでアメリカに住む友人と入って、
コーヒーカップを前にしての記念写真を撮ったらもちろん注意されました。

倉敷の大原美術館の隣に、有名なカフェ、「エル・グレコ」があります。


ここには、表だってはあまり書かれていませんが、
黒田が進々堂の椅子とテーブルを模して作ったという長机と椅子があります。
ここも有名なのでいつも混んでいるようですが、
2009年のある日、倉敷民藝館などを見た後、
ラストオーダーぎりぎり頃の時間に行ったら
(閉館後の時間では閉店してしまっているのです)
幸い空席があったので、大喜びで入りました。

当時、ここは進々堂と違って店内の写真を撮影しても文句を言われなかったとは言え、
混雑した店内の長机を撮影するのは、お客さんが大勢いる時にはかなり憚られ、
お客さんがほとんどいなくなるまで待っていたところ、
お客さんの食器を片付けた後にお店の人がいきなり不思議なことをしはじめました。

何か黒い液体を机の上にこぼして拭いているのです。

驚いて伺ったところ、この黒い液体はコーヒーで、
昔から毎日閉店後にやっているのだそうです。
進々堂の机の写真がないので比較してお見せできませんが、
だからここの机の雰囲気が進々堂とは違うのか、と驚きました。
コーヒーを机を磨くのに使うという話は聞いたことがありませんが、
見た目もきれいですし、何よりお店で使っているコーヒーですから、
最初に始めた人は頭が良いなと思いました。

驚いて眺めていたことと、店内が薄暗かったので、
肝心の机と椅子の写真はあまり撮影できず、これだけです。





テーブルの上だけでなく、横も椅子も拭いているのでしょうか?
閉店時間となってしまってそれ以上は伺えず残念です。

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