2017年5月29日月曜日

ガラ紡と三河木綿

5月の連休中、豊橋市のほの国百貨店で開催された
『ガラ紡がカンボジアから里帰り』に行ってきました。

三河木綿の方が協力されているカンボジア・コットン・クラブと、
帆前掛け専門店のエニシング
そして、野蚕シルクのアトリエ・トレビの共同催事でした。


ガラ紡とは、日本で考案された紡績方法で、
私が最初に見たのはトヨタ産業技術記念館です。

水力を使って撚りの緩い糸を作るその機械は、
そのガラガラという音も心地よく、不思議と見飽きず、
気づいたら結構な時間になっていて、
記念館の展示の最後の方まで見られませんでした。


ここには手回し式のガラ紡機械見本があり、
実際に動かしてガラ紡のしくみを体験することができました

筒がアクリルでできているので、
中に詰まっている綿の様子がよくわかります。

会期中にはほぼ毎日お話の会が開催されており、
私が行った日は「三河の木綿と棉作り」の日でした。

カンボジア・コットン・クラブでは
使わなくなった三河ガラ紡の機械をカンボジアまで運び調整し
それを使って織物を作って、地元の人たちの生活をささえようという試みです。
今回はカンボジアから現地の工場で働く二人の姉妹を招聘しており
テレビにも紹介されたこともあって、多くの方が来られていました。
織物工場の関係者だった方々を中心に、尽力されている様子を
大変興味深く感じましたl。
私は豊橋に行ったのは初めてだったのですが、
繊維業が盛んな土地だということを今回改めて納得しました。

会場ではいろいろお話をしたり、織りや棉の種出しをやっていたため
珍しくほとんど写真が撮れませんでした。

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