2014年8月1日金曜日

夏の庭

毎日熱中症警報が出続け、普段は扇風機で過ごすわが家も
さすがに昼からはクーラーをかけるようになりました、
暑さで落ちた青い柿の実を拾ったり、
今年は不作なものの、花が咲いている茗荷を取ったりと
ここんとこ下ばかり向いてばかりいたら、
いつのまにかサルスベリが満開になっていました。
サルスベリは、漢字で「百日紅」と書きますが、
さすがに百日は咲いていません。
そして「猿滑り」の名のもととなっているのがつるつるのはずの幹。
数年前に、ワタフキカイガラムシにひどくやられて
父親が根元から剪定してから
やっとここまで戻ってきました。
ワタフキカイガラムシも潰すと赤紫色の汁を出すので、
コチニールみたいに乾燥して染めに使えないものだろうか、
なんて思っているうちに
父親が根こそぎ駆除してしまいました。

サルスベリやチシャ、エゴノキで作る炭は
漆を研いで磨いて艶を出す「呂色上げ」の前の最終研ぎに使う
目の細かい高価な「呂色炭」になります。
最近は値段が高い割に使える部分が少ない上に
外れた時に一瞬で傷が入るリスクを考えると、
クリスタル砥石のような
人工砥石を使う人の方が圧倒的に多いのですが、
良い呂色炭に当たった時は
作業中の気持ち良さが違います。

クチナシの実もこんなに膨らんできました。
冬が楽しみです。

漆の毛虫もすっかりいなくなりました。
幹から脇芽が出たり、

 根元から新しい芽が出て来たり。
これのおかげで数倍に増えました。

戸塚さんの畑の藍に比べるとかなり小さいですが、
これの発芽はかなり遅かったので、これでも上出来かと。

これは綿の木です。
本当ならもう花の時期なんですが、
これも移植が遅かったので、生長はかなり遅いです。
この調子では花は来年以降でしょうか。

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