さて、今日は珍しく結果からです。
これは全て藍の生葉で染めたものです。
(左2つが絹、右はウール)
今月も報告書やらいろいろめじろ押しの中、
庭の植物は待っていてくれません。
今年の藍は全てこぼれ種からのひとり生えということと、
5月の暑さのせいもあってか、例年より成長が早く、
5月末の時点でこんなに育ってしまっていました。
空梅雨でもあり、一番刈りをしないと枯れてしまいそうだったので
この写真から2週間後、ようやく一気に刈り取りました。
慌てていたため写真はありません。
乾燥させて云々、をしている余裕もないので、
手持ちの絹糸2かせ分を生葉染めをすることにしました。
生葉染めでは通常の藍染のように濃く染めることはできません。
刈った葉の量は結構多かったので、勿体ないなあと
液を鍋に移し、糸の半分弱をそこに戻し、加熱しました。
翌日作業をする余裕がないので、とにかく腐らせたくないという理由でした。
これだけでは少ないので、
いつかセーターにしようと取っておいた
羊毛布団の中身、つまり糸になっていないウールの塊も
適当に足してかき回し、冷めるまで放置しました。
翌朝にはこんな状態でした。
表面は藍色。
絹糸を引き上げた時はこんな感じ。
で、取り出してみたら、あらびっくり。
絹はブルーグレー、羊毛はなんと茶色になっていました。
羊毛も、浮かんで空気に触れていた部分だけが青っぽく染まっていて、
いわゆるムラ染め状態です。
最初の写真は乾かして、糸を玉に巻いた状態です。
アキヤマセイコさんの本に、藍で7色を出す方法が書かれていたのを思い出しました。
残念ながら知り合いに貸しっぱなしで手元にありませんが、
現実にできることがわかってびっくりです。
羊毛は涼しい時に暇を見つけて紡がないと
この後、蒸し暑くなったら触りたくないです(笑)
0 件のコメント:
コメントを投稿